みなさん、こんにちは EMBAUMER です。

厳しい寒さが和らぎ、各所で桜が咲き出す時候となりました。暖かくなり衣替えシーズンを迎え、衣類の洗濯とクリーニング、クローゼットの入れ替えにお忙しくされている事と思います。
さて今回の「洗濯の豆知識」は、洗濯には欠かせない洗剤と柔軟剤の使用量について考えてみます。

 
「洗剤」と「柔軟剤」の主成分とその役割

洗剤と柔軟剤の主成分は界面活性剤です。界面活性剤はマッチ棒の形に例えられ、水になじむ親水基と油脂になじむ親油基から形成されています。親水基部分のイオン性によって3つのイオン性、陰イオン性・陽イオン性・両性イオン性に分かれ、これにイオン性を持たない非イオン性を加えた4つのイオン性に大別されています。陰イオン性は「アニオン」・陽イオン性は「カチオン」・非イオン性は「ノニオン」と呼ばれています。
     

「洗剤」の主成分になる界面活性剤とその役割

洗剤に使われる界面活性剤は、そのほとんどが「アニオン」と「ノニオン」です。洗剤に使われる界面活性剤の役割は、衣類に付いた汚れを繊維から洗濯水中に引き離して包みこみ、汚れ成分を分散させ衣類に再付着させないようにします。

 

     

「洗剤」の適正な使用量

洗剤の使用量は、主成分である界面活性剤の必要量で決められます。(以降、洗剤濃度と表記)洗剤濃度が低いと衣類に付いた汚れを衣類から洗濯水中に引き離して包みこむ力が弱くなり、汚れ残りや落とした汚れが衣類に再付着する再汚染となって洗浄力不足となります。また、洗剤濃度はある程度の濃度まで高くなるとそれ以上の濃度になっても洗浄力は上がらず一定になる特徴があります。洗剤濃度を高くし過ぎると洗浄力は上がらず洗剤が無駄になり、加えて洗剤過剰となり「すすぎ」不足となります。洗剤メーカーは、洗濯時の「洗い」の水量から考慮して適正な洗剤の使用量を決めています。
(次表の※部分が適正な洗剤濃度範囲)
 

「柔軟剤」の主成分になる界面活性剤とその役割

柔軟剤に使われる界面活性剤は、そのほとんどが「カチオン」と「ノニオン」です。柔軟剤に使われる界面活性剤の役割は、衣類に吸着し界面活性剤の油脂成分によって柔軟性や滑り性・帯電(パチパチ)防止性を付与します。

 

「柔軟剤」の適正な使用量

柔軟剤の使用量は、主成分である界面活性剤の適正な必要量で決められます。衣類に必要以上の界面活性剤を吸着させると、嫌なヌメリ感・濡れ感から腰砕け・変色などの原因となります。柔軟剤メーカーは、洗濯する「衣類」の量(重さ)から考慮して適正な柔軟剤の使用量を決めています。
  
今回は、洗剤と柔軟剤の使用量についての「豆知識」でした。
ご自分で洗面台や桶を使って少量の衣料を洗濯される場合や、洗濯機の洗浄コースをプログラムされる場合などにお役立てください。
洗剤の使用量は「洗いの水量」・柔軟剤の使用量は「衣類の重さ」に対して算出してください。
因みに、水量は洗濯する衣類1kgに対して10ℓが標準です。
 
アンボメーがお勧めする液体洗剤 『LESSIVE』
アンボメーがお勧めする粉末洗剤  『Lessive en poudre』
アンボメーがお勧めする柔軟剤  『Assouplissant』
  

<作成・編集>
アンボメー株式会社
クリーニング師
繊維製品品質管理士(TES)
芝田 豊治
     

<記事監修>
アンボメー株式会社
代表取締役 CEO
 片岡 友美